オーナーのコメント

私は大阪・平野の小学校卒業の頃から漠然と建築士になりたいと思っていました。父親が大阪船場で繊維関係の商売をしていたので、逆に技術者になりたいと思っていたのでしょう。大学受験の予定でしたが、紹介を受けて某設計事務所に入社、そこで10年間勤めました。その事務所で実際の建築設計を1から学びました。

入社当時の自分の生活水準とのギャップを埋めることが建築を設計する以前の条件であることを教わりました。単純に言えば、高校で建築科にいたとはいえ、全くの素人が建築業界に飛び込んだということです。その事務所は観光ホテル、工場、新地のビルや店舗内装といった設計があり、毎日がとても新鮮でした。毎日遅くまで事務所にいて、所長や先輩の仕事を見ているのを楽しんでいたのを覚えています。次に勤めたのは小さな事務所でしたが所長と2人の事務所で11年間勤務しました。ここでは、営業・打ち合わせ・計画・詳細設計・見積査定・現場監理と人数が少ない分、全ての業務に携わることが出来、とても大切な経験をつませてもらいました。大手から小規模と多数の案件をこなし、1人で仕事ができる基礎になったと思います。それも前事務所の経験や出会った多くの人々との話や設計の機会があればこその結果だと思っております。そういった過去が今の自分自身の仕事に対する姿勢や考え方になったと感じます。建築も極めれば芸術といわれていますが、他の芸術家と違うのは人のお金でその人の為に建物を造るというところです。ですから私は建築を芸術としては捉えておりません。オーナーが求める建物で楽しく生活をし、楽しく仕事が出来る。そういった空間をつくっていきたいと考えてます。また工事では色々な業者が参加して建築工事は完成していきますがそこで働いている方々も気持ちよく仕事できないと目的は達成できません。業者を押さえつけるのではなく、利潤も打ち合わせも対等との考えで、工事関係者のよさを十分に発揮してもらえるようにすることが自分流の工事監理だと思っています。

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